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マタタビカフェ

「聖人の骨カフェ」

11月1日は「諸聖人の日」だそうです。
カトリック教会の祝日の一つで、全ての聖人と殉教者を記念する日。古くは「万聖節」(ばんせいせつ)とも呼ばれていたそうです。翌日11月2日は死者の日とされ、花を持ってお墓参りをするなど日本で言うところのお彼岸やお盆のような位置づけとなっております。

これらの催しに合わせて作られるお菓子が「聖人の骨」(huesos de santo/ウエソ・デ・サント)と呼ばれるスペインの伝統菓子です。

名前でギョッといたしますが、見た目も白い骨を模し中に卵黄クリームを入れて骨髄液を表現するなど、なかなかのこだわりようです。

外皮はマジパン(アーモンド粉と砂糖を混ぜ合わせたもの)で作られ、中は卵黄を使ったクリームを巻き、骨のような円筒形状仕上げ。起源は17世紀頃と言われていますが、まさにキリスト教圏ならではのお菓子と言えますね。

骨のイメージなので、食感も堅いのかな…? と思いましたが、とても柔らかく出来ていましてびっくりするくらい甘かったです(^^;)。

珈琲カップは多分…イギリスのアンティーク。ハッキリしなくてすみません(∋_∈)。
ミニミニサイズでございますが、品があってクセのない形が気に入っております。

お皿もそれらしきものを引っ張り出してみました。重ねてしまうと絵柄が見えないので、お菓子を乗せる前にパチリ…。

ちなみに骨を食べる意味ですが…死者を想い、慈しみ、恐れていないという証だとか…。

こちらのお菓子は、スペイン菓子工房「ドゥルセ・ミーナ Dulce Mina」様より購入させて頂きました。いつもごひいきにしているお店でございます。
https://dulcemina.jp/

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